Lステップのタグの使い方|作成・自動付与から注意点まで

Lステップのタグの使い方|作成・自動付与から注意点まで

「Lステップのタグって何に使うの?」「配信を出し分けたいけど、どう設定すればいいか分からない」——そんな悩みを持つ方向けに、この記事ではLステップのタグ機能の基本的な役割から、作成・自動付与の設定方法、配信への活用、運用でつまずきやすい注意点までを解説します。結論から言うと、タグは友だち一人ひとりに貼る「ラベル」で、これを使い分けることで、興味や行動に合わせた配信ができるようになります。まずは全体像をつかみ、そのあと具体的な設定手順を見ていきましょう。

Lステップのタグとは何か

Lステップの「タグ」は、友だち一人ひとりに貼り付けられるラベルのような機能です。性別・年代のような基本的な属性だけでなく、「資料請求済み」「セミナー参加者」「◯月キャンペーン反応あり」のように、自社の業務やキャンペーンに合わせて自由に作成できます。1人の友だちに複数のタグを同時に付けられるため、属性と行動履歴を組み合わせた細かい管理が可能です。

「友だち情報」欄との違い

似た機能に、名前や電話番号などを入力しておく「友だち情報」欄がありますが、役割は異なります。友だち情報は主に個別の詳細データを記録する場所で、タグは配信の絞り込みやシナリオの分岐条件として使う「分類ラベル」という位置づけです。配信対象を絞りたいときはタグ、個別のプロフィールを記録したいときは友だち情報、と使い分けるのが基本です。

タグを使うメリット

タグを活用する一番のメリットは、興味や行動が近い友だちだけに絞って配信できることです。全員に同じ内容を送るのではなく、「資料をまだ見ていない人」「購入済みの人」のようにタグで分けて配信することで、読まれやすく反応につながりやすいコミュニケーションになります。また、どのタグが付いた友だちが多いかを見れば、どの案内やキャンペーンに反応があったかをおおまかに把握する手がかりにもなります。

タグの作成・設定方法

タグは大きく分けて「手動で付ける方法」と「友だちの行動をきっかけに自動で付ける方法」の2通りがあります。まずは管理画面でタグそのものを登録するところから始めます。

タグを新規登録する

Lステップの管理画面からタグ管理の項目を開き、新しいタグ名を入力して登録します。あとから何のためのタグか分からなくならないよう、「キャンペーン名+反応」のように、用途が一目で分かる名前を付けておくのがおすすめです。カテゴリ(フォルダ)分けができる場合は、テーマごとにまとめておくと管理がしやすくなります。

行動をきっかけに自動で付与する

回答フォームの選択肢、リッチメニューのタップ、URLクリック、シナリオの特定のステップ通過など、友だちの行動に応じてタグを自動で付ける設定ができます。手作業でタグを付け続ける必要がなくなるため、配信の出し分けを仕組み化したい場合はこちらを中心に設計するのが現実的です。

どちらの方法を選ぶかは、対象の人数と更新頻度で考えると判断しやすくなります。

方法 向いている場面 注意点
手動でタグを付ける 数人〜数十人程度の個別対応、イベント参加者の管理など 件数が増えると付け忘れ・つけ漏れが起きやすい
行動をきっかけに自動で付ける フォーム回答・URLクリックなど、条件をあらかじめ決められる配信全般 最初の条件設定を丁寧に組む必要がある

タグを配信・シナリオ分岐に活用する方法

タグを作っただけでは効果は出ません。実際に配信の絞り込み条件やシナリオの分岐条件として使って初めて意味を持ちます。代表的な使い方は次のとおりです。

  • 特定のタグが付いた友だちだけにステップ配信を送る
  • 回答フォームの回答内容に応じてタグを分け、その後の案内メッセージを出し分ける
  • 「未購入」タグが付いた友だちにだけリマインド配信を送る
  • タグの有無をシナリオの分岐条件にして、案内の流れそのものを変える

配信を作るたびに毎回条件を考えるのではなく、あらかじめ「このタグが付いたらこの配信」という設計をしておくと、運用の手間を減らしながら精度の高い配信ができます。

業種別のタグ設計の考え方(例)

最初からすべてを網羅しようとせず、まずは自社の業種で「配信を出し分けたい場面」を2〜3個に絞ってタグを設計すると失敗しにくくなります。参考として、業種ごとに検討しやすいタグの切り口を挙げます。

業種 検討しやすいタグの切り口
店舗ビジネス(美容室・サロンなど) 来店回数、メニュー別の利用履歴、予約フォームでの希望内容
宿泊業 宿泊経験の有無、問い合わせ経路(直接予約・OTA経由など)、興味のあるプラン
士業・BtoBの中小企業 相談内容のカテゴリ、資料請求・セミナー参加の有無、商談フェーズ

ここに挙げた切り口はあくまで検討の出発点です。実際の業務フローに合わせて、どの行動を配信の分岐条件にしたいかを先に決めてから、タグを設計すると迷いにくくなります。

タグ運用の注意点

タグは自由に作れる分、無計画に増やしていくと後から管理しづらくなります。運用を始める前に、以下の点を押さえておきましょう。

プランごとのタグ登録数の上限

Lステップのフリープランでは、タグの作成数は10個までに制限されています(シナリオは1つまで、月間配信数は200通までという制限も合わせて確認しておくとよいでしょう)。出典: Lステップ公式サイト「フリープランの制限事項」

上限があるプランでは、目的が近いタグをまとめる、使わなくなったタグを定期的に見直すといった整理が必要になります。プランごとの正確な上限数は変更される可能性があるため、契約中のプランのタグ数上限は必ず管理画面またはLステップ公式サイトの最新情報で確認してください。

タグが増えすぎたときの整理ルール

タグ運用でつまずきやすいのが、「とりあえず全部の行動にタグを付ける」運用にしてしまい、タグの数が膨れ上がってしまうケースです。目的が重なるタグは1つにまとめる、半年以上使っていないタグは削除か統合を検討する、といった定期的な棚卸しのルールをあらかじめ決めておくと、あとから配信条件を組むときに迷わずに済みます。

実際の運用例:お客様の3つの段階でタグをつける

タグは「つけられる場所に全部つける」ものではありません。あとで配信を分けるときに必要な場所につけるものです。
フジマサでは、お客様の動きを「申し込む前」「申し込んだ時」「来店した時」の3つの段階に分けてタグを設計しています。

① 申し込む前:離脱が起きやすいポイントにつける

申し込み説明ページへ進むボタンなど、途中で離脱が起きやすい場所にタグをつけます。
「説明ページは見たのに申し込まなかった人」が分かるので、その人たちだけにQ&Aや個別相談の案内を送れます。どこで人が止まっているかも数字で見えるため、改善する場所をデータで決められます。

② 申し込んだ時:CV(成果)のポイントに必ずつける

サロンの予約完了やサービスの申し込み完了など、CVが起きた瞬間には必ずタグをつけます。
これがないと、申し込み済みの人にも「ご予約はこちら」と送り続けることになり、ブロックの原因になります。申し込んだ人には来店前の案内を、申し込んでいない人には後押しの配信を送り分けます。

③ 来店した時:初回来店と来店店舗をつける

スタッフが手動でつけるか、LINEで同意書を提出したタイミングで自動でつけます。
「予約した」と「実際に来た」は別物です。来店した人にはお礼や次回予約の案内を、来ていない人には再予約の案内を送ります。
複数店舗の場合は、どの店舗に来店したかもあわせてタグにします。渋谷店のお客様に新宿店の案内が届くといったズレを防ぎ、店舗ごとの配信や成果の比較ができます。

段階 タグをつける場所 できること
申し込む前 離脱が起きやすいポイント 迷っている人への後押し
申し込んだ時 CV(予約・申し込み) 申し込み済み/未申し込みで配信を分ける
来店した時 初回来店・来店店舗 リピートの案内・店舗ごとの配信

タグは多ければ良いわけではありません。
「このタグがあれば、この人に、この配信を送れる」。そう言えるタグだけをつけることが、成果の出る運用につながります。

まとめ

Lステップのタグは、友だちを分類し、配信やシナリオを出し分けるための土台になる機能です。まずは目的別にタグを作成し、行動に応じた自動付与を組み合わせることで、手作業を増やさずに精度の高い配信ができるようになります。一方で、無計画に増やすと管理が難しくなるため、プランごとの上限や定期的な棚卸しも忘れずに行いましょう。タグを含めたLステップの初期設定全体はLステップの設定方法を徹底解説|初期設定5ステップと注意点、自動応答と組み合わせた活用はLINE公式アカウントの自動応答設定方法|応答メッセージの使い方もあわせてご覧ください。

よくある質問

質問 回答の考え方
タグは友だち1人に何個まで付けられる? 複数のタグを同時に付けられます。ただし増やしすぎると管理が煩雑になるため、目的別に整理しながら運用するのが基本です。
タグを間違えて付けてしまったら? 管理画面から個別に外す、または対象の友だちを絞り込んで一括で外す操作ができます。誤って配信条件に影響しないよう、変更後は配信対象の確認を行いましょう。
タグ設計はどこから手をつければいい? いきなり細かく作り込むのではなく、まずは「今送りたい配信を出し分けるために最低限必要なタグ」から始め、運用しながら必要なものを増やしていくと失敗しにくくなります。

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