LINE公式アカウントの自動応答設定方法|応答メッセージの使い方
LINE公式アカウントで「返事が遅れてしまう」「営業時間外の問い合わせに対応しきれない」と感じていませんか。LINE公式アカウントには、用意した内容を自動で返信する「応答メッセージ」という機能が標準で備わっています。この記事では、応答メッセージの2つのタイプの違いから設定手順、つまずきやすいポイント、AIチャットボットやLステップとの使い分けまで解説します。
LINE公式アカウントの「自動応答」とは?2つの応答タイプ
LINE公式アカウントが友だちからのメッセージに自動で返信する仕組みは、一般に「応答メッセージ」と呼ばれています。応答メッセージには、次の2つのタイプがあります。
- 一律応答:メッセージの内容にかかわらず、すべての受信に対して同じ内容を自動返信するタイプ
- キーワード応答:あらかじめ登録したキーワードと完全一致したメッセージにだけ、設定した内容を返信するタイプ(1つのメッセージにつき最大51個のキーワードを登録可能)
どちらも無料プランを含む全プランで利用でき、担当者がすぐに対応できない時間帯でも「受け取った」ことをユーザーに伝えられる点が特徴です(出典:LINEヤフー for Business 応答メッセージマニュアル)。
応答メッセージの設定手順(Web版)
応答メッセージは、LINE Official Account Manager(Web版の管理画面)から設定します。基本の流れは次のとおりです。
- 管理画面で「応答メッセージ」を開く
- 右上の「作成」ボタンをクリックする
- タイトル・応答タイプ(一律応答/キーワード応答)・メッセージ内容などの各項目を設定する
- 「利用開始」ボタンを押して公開する
作成画面で設定できる項目
メッセージには、テキストのほか、絵文字・友だちの表示名・アカウント名・複数の吹き出しを挿入できます。画像や動画を送りたい場合、応答メッセージの通常メッセージでは保存やKeepを制御できないため、それを許可したくないときはリッチメッセージ・リッチビデオメッセージを使うよう案内されています(出典:LINEヤフー for Business 応答メッセージマニュアル)。
期間限定で配信したいとき
キャンペーン期間中だけ応答内容を変えたい場合は、作成画面の「スケジュールを設定する」にチェックを入れると、送信期間とタイムゾーンを指定して配信できます。
応答方法を切り替える「応答設定」
応答メッセージとは別に、「設定」>「応答設定」の画面では、次のような対応方法を組み合わせて設定できます。
- 手動チャット(担当者が直接返信する)
- 応答メッセージ(自動返信メッセージを配信する)
- AIチャットボット(AIが自動で返信する機能)
さらに「応答時間」を使うと、営業時間内は「手動チャット+AIチャットボット」、営業時間外は「応答メッセージ+AIチャットボット」のように、時間帯ごとに自動で切り替える設定もできます。トークルームに「担当者が返信します」「自動で返信しています」といった応答状況を表示するかどうかも、この画面で選べます(出典:LINEヤフー for Business 応答設定マニュアル)。
自動応答でよくあるつまずきと注意点
- 「チャット」がオンのままキーワード応答を作っても反応しない:応答設定で「チャット」が優先されている場合、応答メッセージが表示されないことがあります。まず「応答設定」で今の対応方法を確認しましょう
- キーワード応答は「完全一致」:表記ゆれ(ひらがな・カタカナ・送り仮名の違いなど)まで拾いたい場合は、想定される言い回しをキーワードとして複数登録しておく必要があります
- 一律応答とキーワード応答がぶつかる:両方を有効にしている場合の優先順位を理解せずに設定すると、意図しない内容が返ってしまうことがあります
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応答メッセージ・AIチャットボット・Lステップの違い|自社に合うのはどれか
「自動応答」と一口に言っても、目的によって向いているツールは変わります。次の表は、それぞれの特徴を簡単に整理したものです。
| ツール | できること | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| 応答メッセージ | 一律応答・キーワード応答による自動返信、期間限定配信 | まずは無料でシンプルな自動返信を試したい場合 |
| AIチャットボット | 登録なしでAIが自動応答 | キーワードを都度登録せずに幅広い質問へ対応したい場合 |
| Lステップ | 友だちの回答や行動に応じたシナリオ配信、タグ管理、予約・決済などの連携 | 問い合わせ対応だけでなく、見込み客の育成や予約受付まで自動化したい場合 |
単発の問い合わせに一次対応したいだけなら応答メッセージで十分なケースが多い一方、「友だちごとに送る内容を出し分けたい」「予約や個別対応まで自動化したい」という段階になると、Lステップのようなツールで設計し直す方が運用がシンプルになることがあります。どの段階から乗り換えを検討すべきかは、問い合わせ件数や対応の複雑さによって変わるため、判断に迷う場合は一度相談してみるのも一つの方法です。
業種別の活用例
キーワード応答は、業種ごとの「よくある質問」をあらかじめ登録しておくことで、担当者が対応する前の一次案内として機能します。想定される使い方の例です。
- 店舗ビジネス・宿泊業:「営業時間」「定休日」「アクセス」「予約」といったキーワードに、地図やよくある質問への回答を自動で返す
- 士業(税理士・社労士など):「料金」「相談」「初回」といったキーワードに、相談の流れや問い合わせフォームの案内を自動で返す
- BtoBの中小企業:「資料」「見積もり」「導入」といったキーワードに、資料請求フォームや問い合わせ窓口の案内を自動で返す
どの業種でも共通するのは、「よく聞かれる質問に、担当者を介さず一次回答できる状態を作る」という考え方です。キーワードを増やしすぎると管理が煩雑になるため、まずは問い合わせの多い上位3〜5個から登録し、実際の反応を見ながら調整していくのがおすすめです。
よくある質問(FAQ)
- Q. 応答メッセージは無料プランでも使えますか? A. 応答メッセージは無料プランを含む全プランで利用できる標準機能です。
- Q. 応答メッセージとチャットは同時に使えますか? A. 「応答設定」で対応方法を組み合わせられるため、時間帯によって手動チャットと応答メッセージを自動で切り替えるといった運用ができます。
- Q. キーワードはいくつまで登録できますか? A. 1つの応答メッセージにつき、最大51個のキーワードを登録できます。
- Q. 設定した応答メッセージはあとから変更できますか? A. 作成済みの応答メッセージは管理画面からいつでも編集・停止できます。反応が薄いキーワードや内容は、配信後の様子を見ながら見直すとよいでしょう。
- Q. 応答メッセージとLステップは同時に使えますか? A. Lステップを導入した場合、応答の仕組みはLステップ側の設定に切り替わるのが一般的です。切り替えの範囲や影響は導入時期によって異なるため、乗り換えを検討する際は個別に確認することをおすすめします。
まとめ|自動応答をきっかけに顧客対応を仕組み化する
LINE公式アカウントの応答メッセージは、追加費用なしで「担当者が対応できない時間の一次対応」を自動化できる機能です。まずは応答設定で今の対応方法を確認し、一律応答かキーワード応答のどちらかから試してみるのがおすすめです。そのうえで、友だちごとに内容を出し分けたい、予約や個別対応まで自動化したいといったニーズが出てきたら、Lステップのような仕組みでの構築も選択肢になります。
LINE公式アカウントの自動化について相談したい方は、LINE公式アカウントへの登録、またはお問い合わせからお気軽にご連絡ください。

